ニュース

DL#99トゥロター選手がNFLシンシナティ・ベンガルズを訪問しました

新人DL#99トゥロター ショーン礼選手(関西学院大)が、カリフォルニアでのトレーニングキャンプ(▶記事)に続き、強化部のケビン・ジャクソン(KJ/元DL#11、ロサンゼルス在住)とともにNFLのシンシナティ・ベンガルズ(オハイオ州)を訪問しました。

オービックシーガルズは昨年から、選手の様々な挑戦を支援するプログラム「Gullsチャレンジ」や、北米(NFL、CFL、UFLなど)でのプレーを望む選手を後押しする取り組みを強化しています。今回の訪問は、KJが2004年にグリーンベイ・パッカーズのキャンプに招待された際のポジションコーチで、現ベンガルズのシニアディフェンスアドバイザーであるマーク・ダフナーさんの協力を得て実現しました。

1日目:ベンガルズの施設見学ツアー
パフォーマンスセンター、リカバリー機器室、ミーティングルーム、ロッカールーム、カフェテリア、ホームスタジアムなどを見学しました。また、NFLのスーパースター、WR#85ティー・ヒギンズ選手や、トゥロター選手が今年出場したHULA BOWLでチームメートだったLB#45マエマ・ニョンメタ選手など、複数の選手やスタッフと交流する機会がありました。
2・3日目:トレーニングキャンプ見学
VIPとして練習セッションへのアクセスを許可され、VIPテントやフィールドからチームのトレーニングを間近で観察しました。NFLの選手が使うテクニックや戦略を学び、DE#94サム・ハバード選手とディスカッションすることもできました。
▲本拠地ペイコー・スタジアム前で。JUNGLE(ジャングル)はこのスタジアムのニックネーム
▲チームカフェテリアでWR#85ティー・ヒギンズ選手と遭遇。「挨拶から写真撮影まで紳士的に対応してくれて、トッププレーヤーの余裕を感じた」とトゥロター選手
▲HULA BOWLでともに戦ったLB#45マエマ・ニョンメタ選手と。前々日の施設見学中に、ミーティングルームにひとり残って勉強していたマエマ選手とまさかの再会を果たし、プレーの勉強方法などを教えてもらいました。この日も最後までアフター練習をしていたマエマ選手。「日本にも行ってみたい」と言ってくれて、連絡先を交換しました
▲スタジアムに隣接して屋外練習グラウンドが3面、室内ドームがひとつ。練習にも関わらず、グラウンドには多くの観客やスタッフ・関係者が見られました
▲中央がエースQB#9ジョー・バロウ選手。WRヒギンズ選手とのホットラインを何度も決めるのを間近で見ることができました。「プレッシャーがきても常に落ち着いてプレーしていた」とトゥロター選手
▲DE#94サム・ハバード選手と。練習で一番大事にしていることを尋ねると、「試合にどうつなげるかを常に考えている。一つひとつのメニューやフィルムを単体で考えるのではなく、その練習が試合のどの場面で生かされるのかを常にイメージしている」と教えてくれました

「試合をイメージし続けることが何よりも大事だと学びました。練習を見学して一番感じたのは、1プレーの大きさです。それぞれのメニューでアピールできるチャンスは2プレーほどしかありません。その2プレーで何かを起こさないとチームには残れません。結果がすべて。選手たちはロスターに残って試合に出るために、このシビアな環境で挑み続けていることを実感しました」(トゥロター選手)

この訪問は、オービックシーガルズがシンシナティ・ベンガルズと関係を築いていくうえで、またとない機会でもありました。ベンガルズの選手人事部長 デューク・トービンさんは、トゥロター選手の可能性に関心を示し、チームへの適性を評価するためのフォローアップ情報を求めてくれました。トゥロター選手は、これから始まるリーグ戦が最優先ですが、NFLでプレーするという目標に向けても前進しています。

春は怪我のため試合に出られませんでしたが、秋には力を発揮してくれることでしょう。オービックシーガルズでのパフォーマンスが、NFLへの準備にもつながっています。トゥロター選手の活躍と、続くNFLへの挑戦にぜひご期待ください。

error: Alert: コンテンツは保護されています