前節の結果、パナソニックインパルスのレギュラーシーズン1位が確定したため、オービックシーガルズの最終節は、富士通フロンティアーズとの2位をかけた戦いになります。

富士通は、昨シーズンのエースQB バードソン選手が退団し、今シーズンからQB#18高木選手がオフェンスを引っ張っていますが、ここまでリーグ2位のパッシング記録をマークするなど、その実力を十分に発揮しています。前節のパナソニック戦は、WR#4グラント・サマジー選手が出場していなかったこともあり攻め手を欠いた印象でしたが、高木選手率いる富士通オフェンスのポテンシャルは高く、手強い相手です。

オービックは、前節で初スタメンのQB#15小林選手が、1試合を通じて見事なクォーターバッキングを披露。27回投げて20回成功（成功率74%）・239ヤード獲得は、他チームのエースQBと同等の成績で、Xリーグのフィールドで十分に戦えることを証明しました。新人ではRB#38荒竹選手（立教大）が2TD、DL#99小山選手（慶應大）が要所でQBサックをするなど、若い力がチームに勢いを与えています。富士通との対戦でも若手選手の活躍に期待したいところです。

続く準決勝の対戦カード（2位vs3位）も「オービックvs富士通」になることが決定しているため、この試合の見どころは、両チームのヘッドコーチがどのようなゲームプランで臨むかでしょう。互いに手の内は見せたくありませんし、怪我人を増やすこともできるだけ避けたい。一方で、2週間後の準決勝に向け弾みをつける試合にしたい。そのような思惑の中、それぞれのチーム事情も加味したゲームプランがどうなるのか。そして、どのような戦いになるのか。ご注目ください。

準決勝、決勝ライスボウルに向け、応援、激励メッセージを募集中。「TIME TO FLY 横断幕」にまとめて準決勝前日のグラウンドで選手に届け、試合会場にも掲出します。メッセージをお寄せくださった方の中から抽選で3名様に希望選手のサイン入り「ユニフォーム風レプリカTシャツ」をプレゼント。締切はこの最終節の3日後12/1（水）です。たくさんのメッセージをお待ちしています。