コロナ感染による緊急事態宣言が初めて発出されてから1年半が経とうとしていますが、今もなお、多くの地域が4度目の緊急事態宣言下にあり、感染との戦いが続いています。不自由なばかりではなく、命を守る緊迫の場面を日々乗り越えて過ごしていらっしゃる方々も多いと思います。皆さんには心からのお見舞いを申し上げます。この状態が収束に向かうことを祈っております。
チームが集まり、ミーティングをし、フィールドで練習をする。当たり前に思っていたことがままならないシーズンも、2度目を迎えました。屋外やリモートでのミーティング、コンタクトをコントロールした練習など、工夫を重ねて過ごす中、今まで考えが及ばなかった、「当たり前と思っていること=実はいろいろな条件が整って成り立っていること=有り難いこと」を切に感じているところです。幸いにも我々は、いくつかの制限があるものの、春先からチーム活動を継続することができています。この有り難さが心にある限り、毎回の練習、ひとつのプレーを疎かにできない思いは継続されるはずです。今では、この逆風もむしろ我々を強くする原動力になっていると信じています。
いろいろな思いをかみしめるようにチームをつくっていく中、心強いのは新しいチカラです。今シーズンも、20名を超える選手・コーチ・スタッフが新たに加わってくれました。彼らがチームを活気づけてくれています。選手に限っていうと、昨シーズンに15名、今シーズンに16名の新規登録メンバーが加わり、2年目までの選手が、チーム全体の半分近くを占めるようになりました。チームになかった新しいチカラが、今までつくりあげてきたものに刺激を与え、予想以上の化学反応を引き起こしています。おそらく、初戦から多用されるルーキーも例年以上の数になるでしょう。躍動する新しいチカラをぜひ楽しみにしていただきたいです。ニューヒーローの誕生必至のシーズンになると思っています。
さて、待ちに待った初戦を迎えるわけですが、今シーズンはXリーグの頂上決戦がライスボウルになる特別なシーズンでもあります。我々には、ライスボウルが最高峰の戦いであることを、しっかりと証明する責任が課せられました。プレーレベルが高いことはもちろん、見ていただいた皆さんが心から満足できるような試合、初めてフットボールに触れた方が虜になるような試合を披露し、フットボールに関わり続けずにはいられない仲間を増やしていかなければなりません。Xリーグでのプレーを熱望するフットボーラーを生んでいかなければなりません。そのためにも、互いの戦いでいかに本気を見せられるかがポイントになると考えています。我々も、昨シーズンよりまたワンランク上の本気を発揮できるよう、精進してきましたし、シーズンを通して成長していきます。
変わった我々の姿、変わっていく我々の様を、ともに歩むことで見届けていただければ幸いです。今シーズンも応援よろしくお願いいたします。
We are OBIC SEAGULLS
オービックシーガルズ2021初戦(第2節)
9/19(日)14:00 @第一カッターフィールド(秋津サッカー場)
vs.IBMビッグブルー
▲XリーグYouTube「開幕直前インタビュー」(大橋HC、RB#30地村知樹主将、DL#35佐藤将貴副将)