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2021シーズンを終えて(ヘッドコーチ 大橋 誠)

ようやく収束に向かうかと思われたコロナ感染ですが、ここにきて、またもや新型ウイルスが猛威を奮い始めております。いろいろな不都合にもやや慣れてきた感はありますが、皆さんには十分ご自愛くださいますようお願いいたします。

さて、2021シーズンを準決勝敗退という結果で終えてから、10日余りが過ぎました。今シーズンのオービックシーガルズへ寄せていただいたご期待に添えなかったこと、本当に申し訳ありません。2年ぶりのレギュラーシーズン。皆さんの心を動かすような試合を目指していましたが、なかなかそれが叶いませんでした。特に得点の少なさでは、皆さんを失望させてしまったものと忸怩たる思いでおります。

肉体的にも精神的にも負荷の高い試合が続く中、チームにはタフさ、しぶとさが求められました。一人ひとりの選手は日々必死に取り組み、タフであること、しぶとくあることを目指して戦ってくれました。それを、私自身がしっかりと結実させることが肝要だったのですが、結局こだわりきれませんでした。どこかで、チームをうまく進めていくことに留意してしまったと感じています。

取り組まなければならないことは多々ありますが、まずはチーム内での戦いをより質の高いものにして、積み重ねていくことが最重要。自分としては、そのための環境づくりを実現するため、愚直に取り組んでいくしかありません。進んでいく道があると錯覚せず、道を切り拓いていくことを忘れずに、探りながら前に向かいます。切り拓く道が目的地に向かっていれば、必ず頂点に到達できると信じて。

2021シーズンも熱い参戦、応援ありがとうございました。本当に感謝しかありません。心から御礼申し上げます。

来シーズンもともに戦っていただけますよう、なにとぞお願いいたします。

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